商人のしてはいけないこと


 商人は、損をするのが分かっていることをしてはいけません。一見損
に見えることでも「損して得取れ」のことわざもありますから、長い目
で見て得になるのならかまいません。たとえば、災害にあった人たちに
気前よく寄付をしても、それでその人たちから信頼を得ることができる
なら、立派な先行投資です。けれど、どう考えても無駄になるお金を
使うのは、正しい商人のあり方ではありません。
 また商人は、泥棒や詐欺師の真似はするべきではありません。もし、
あなたが泥棒なら、ほかの人はあなたに対して泥棒をしても良心が痛ま
ず、平気であなたの所から盗んで行くでしょう。商売は、泥棒や詐欺師
のたくさんいる所ではうまくいきません。
 けれど、商人の行動で最も変なのは、問題を力で解決しようとする
ことでしょう。力にものをいわせるのは、商人として避けるべきです。
そんなことをして、けがでもしたら大変です。死んでしまったらお金も
貯められません。できることなら、話し合いや取引で解決するのが商人
の道といえるでしょう。戦うのは最後の手段です。

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