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では、冒険において吟遊詩人はいったい何をするのでしょう。基本は コミュニケーションと、吟遊詩人最大の武器である歌(呪歌)を歌うことです。 吟遊詩人は、歌がうまく、楽器が弾け、面白い話をたくさん知っています。 そのうえ如才がなく、ていねいな口を聞き、各地の事情にも詳しいでしょう。 なかには異性をとりこにするのにたけた者さえいます。しかも多くの言語を 知っていますから、さまざまな種族と会話ができるのです。ですから、これ ほど交渉係に適した人材はいません。当然、吟遊詩人はその方面の役目を期待 されているはずです。ですから、酒場での情報集め、冒険の最中に出会った 相手との交渉、捕虜の尋問に敵方の買収と、およそ会話をする時は、すべて 吟遊詩人の活躍の場と言えるでしょう。 そして呪歌を歌うとはどういうことなのでしょうか。呪歌とは、魔力を 持った歌のことです。昔から、ある種の歌や旋律には魔力が宿る信じられて きました。しかし、そのような詩を歌える者は多くはありません。 そのような者を呪歌歌いといいます。吟遊詩人の多くは呪歌歌いでもあるのです。 さらに、吟遊詩人は何でも屋でもあります。本職には到底適いませんが 戦いも、忍びも、魔法すら少々使えたりする場合もあります。なので、人数に 限りがあるパーティにおいて、吟遊詩人は結構重宝されます。ただし、どれも 少々できるという程度ですから、本職のつもりでやると痛い目を見ることに なるかもしれません……。 |